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行程表上のシブイさん

そろそろ5月の最終週が始まります。5月いっぱいまで緊急事態とやらが続き、1日の大半を占めていたお仕事、がなくなるとは。この社会に存在を許されるためにお仕事をして来たようなものですから、とっくにこの世のお荷物状態です。

わが身には無関係なれど学校は始まらず、会社も大小を問わず縮小せざるを得ず、人が集まる催しは一切なくなり、内容の全く想像できない接待を伴う飲食店も鳴りを潜め、われらが根城とも言えるライブハウスは、ほとんどもう復興の証みたいな所にあります。

では、僕の私のシブイオンガクスタヂオはどうでしょうか。もう方針を出さねばなりません。具体的に東京都が提示して来た行程表で言えば、どこらへんにあるのでしょうか。これを示せればすべて、みなさんのご納得いただけるかと思うのです。

というシブイさんの姿勢を示す必要があり、この日記の場所を借りて考えます。文章を書くという行為は考えるという行為にとても近いと思う所以です。そして、日記とは本来、そういう場所なんだろうなと思い至るのです。公開前提の是非はともかく。

余談はさておき。極端な話、限りなく黙っていても出来る小規模の器楽教室であっても、除菌換気マスク着用は必須の世の中になりました。シブイさんにおいて救いは、グループレッスンでもやらない限りは、一部屋に最大二人しかいないこと。

しかし、その一部屋は目黒雅叙園のトイレ並みです。決して広々ではありません。人と人との距離を二メートル空けるのはまあ不可能です。さらに、マスクをしようとするまいと、呼吸は通常よりも激しめになります。ここは危惧されましょう。

お仕事自体が一時間弱の濃厚接触機会になりましょう。これをどのような理屈で、新しい生活様式との調和をとりましょうか。五分ごとに換気をしましょう。材質は何であれ二人の間に衝立を立てましょう。とか、方法を考えるということです。

そしてあるいは、五分ならば安全じゃない?十分間隔でどうでしょう。いや、十分ではレッスンに支障があるから十五分ごとに。衝立は透明シートがいいのでは?いやあれは通気性が悪そうで、換気の際には大いに邪魔になるのではないかしら。だとか。

また、換気換気と言いますが、防音室は音を漏らさないようにするために最大限の工夫をしてあります。その第一は気密性を高める。です。壁を厚くし、隙間を絶対に作らず、換気口すら出来るだけ最小限にすることです。つまり換気は三の次くらいの作りなのです。

つまり、考えを放棄すると、今までの通常の再開のために必要なことは、新しい生活様式を

ライブハウスが名指しなので撮っておいたものの、シブイさんはどこ?防音室はカラオケボックスに近い?

採用しないことです。一番いいのは、何も気にしないこと。になります。しかし今時点の僕には、さすがにこれは採用しがたいです。考えなければ。

なぜ採用しがたいかと言えば、国の提言をちゃんと守ろうとする人たちが多くいるからです。厳密に言えば一人でもいる限り、その人が安心して通える環境を作る必要があるからです。またそうでないと、僕ら自身にも高リスクと言えるからです。

やはりシブイさんの環境、以前のあたりまえ、への回帰の道のりは意外に長いことがわかります。行程表上うっかりステップ2かな、なんて決めつけてから考え始めると、あれなんか違うかも、となります。考えているうちに月曜日がまたやって来ますよ。

いつのまにか、優雅な無為の時間がなくなって来ています。また、非常事態がやって来ます。その前にノーサイドゲームでも、見とこ。

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