シンガーソングライター石村吹雪オフィシャルサイト

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日日是策案日記  ( 2023-03 )

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2023/03/28 11:13:21

本日はお休み

いえ。より正確に誤解のないように書けば、本日のツイキャスはお休みさせていただきます。

鼻詰まりが治らず、曲をつづけて歌うのは困難そうです。いつ出てくるかも知れぬ咳をお聞かせするのはさすがに心苦しいので、お休みさせていただきます。来週、もう四月ですね。火曜日の午後五時、行う予定で参ります。よろしくお願いいたします。

2023年03月28 日 11時13分21秒

2023/03/27 11:57:24

あるべき姿を求めて

それはもう、ハルマゲドンのような疫病禍において世情がうつろって行くのは致し方ないと思いながら、そこに生きる、そこを生き抜くとは、或いはやり過ごすには、僕ならばどうするべきかを考え、残念なことに実生活ではあり得ない赤字を積み上げながらも、やるべきことはこれだと信じて、歌を作りつづけて来ました。

しかし、このところは何枚分作っても解決打開策は見当たらなかったのが現実でした。ただひとつの収穫は、積み重ねたことによるスキルの嵩上げ。やっと、ひと様にお聴かせできる声だけは、作り上げられたのかな、という実感。これをもって、まだまだ見える空席を埋める工夫をしていこう。音楽好きな人をさらに探して歩こうと前を向くわけです。

ではそれは、どちら方向へ?

と、考えた時に、僕がひとつやってみたかったのは、えかきうたをはじめとする、かつてツッキーと共に作ってきたような、僕が普段やりがちな気難しさ、のない、端的に言ってかわいい、親しみやすい作風のもの。


しろくま図書委員会は、三十年以上、自分で作詞作曲を続けて来た挙げ句に、たまたま見つけた妥協点です。

少なく見積もって三十年、作詞作曲を続けた人なら皆おわかりと思います。そうでない方でも、三十年以上続けた習慣と照らし合わせればおわかりと思います。異常に、こだわりと理想は堅固になります。例えばどんなに僕が、心底あべあきら礼賛をしていても、その持ち歌を人前で歌いたいとは、まず思いません。自分の言葉ではないからです。

他の誰のでもなく自分が自分であるために、誰かの真似なんか恥ずかしくてできず自作自演を続けてきた人なら、よくわかると思います。悲しいかな、自分以外の書いた言葉を歌いたいとは、思わないのです。

あるいはもしかして、例えば若い頃から歌声が褒められた経験があったら、こんな風にはならなかったかも知れません。それがないからこそ、自分に拘らざるを得なかったために結局、自分で書いたものしか歌えないのです。

先日、ライブの感想を伺いました。ライブによく足を運んでくださっている方々は、曲というより僕の書く言葉がいいのであるので、以後は来場を考えたい、というご意見であると、うかがいました。長年うたってきましたが、足を運ばなくなる方はだいたい黙って来なくなるものですから、珍しく文字通り、ありがたい話です。

おそらく先日のライブで、しろくま図書委員会のお話をした時に、僕の歌詞ではない歌がすでに、一月から少しあった、というお話をしたせいだと思います。正確には三月までに歌った十曲のうち三曲でした。ま、曲など期待しないという方々からすれば、肩透かしなお話だったことでしょう。


昨年の秋、試みに僕が、作詞する図書委員をそそのかして書いてもらった歌詞は、当初こそ読書万歳の素敵な作品たちばかりでした。もちろんそれらを僕は歌わず、僕は僕で図書委員に夢中になるぼく、という設定の歌を積み重ねてきました。

しかしそのうちに作詞する図書委員が、ぼく、のキャラを掴み始めたのです。信じられないことが起きました。まるで、僕が書いたみたいなぼくの歌詞を書きはじめたのです。なるほどだから、こだわりが病的な僕なのに、平気で歌えたのです。ゆえに今年一月からセットリストに混ぜ込んで繰り返し歌ってきました。

これは憶測ですが、作詞する図書委員は実際、編集のお仕事をされているので、もしかしたらこんなこと、お手のものなのでしょう。言い換えてみますと、文章のプロの方が、石村吹雪の発想を石村吹雪風の言葉にしただけのこと。と解釈したら、僕自身合点が行きます。かつてえのきどさんもおっしゃっていました。石村さん風に書いてみたと(ホームラン待ち)。


たいていの人よりも、自分で書いた歌詞にこだわる僕ですら、自分で書いたのかどうか見紛うくらいですから、実際一聴してその違いを感じた方はかなり少ないと思います。が、違和感を覚えた方があってもおかしくはありません。せめて、どの歌がそれであったか、すでに世界に向かって晒してありますので、お確かめの上で、今後のご来場をお控えくださいませ。

たいていの人と比べたら割と本気で、あるべき姿を求めて、歌を作ってうたい続けてきました。いわゆる趣味の領域は超えています。という意味で、本気ね。この、ただただ本気なおかげで、沢山の奇跡を起こしてきました。今回もまだ、ご紹介に至らない奇跡が進行中です。本気ってすごいなと思います。

しろくま図書委員会は、僕が思いもよらなかった妥協点を見出しました。すべての作詞は担わず、むしろ全体的には人に任せるという、想像もしなかった境地です。はじまらない物語だって、自分ひとりで書くしかなかったもんね。

ん?でもこれは、べんべんでもやっていたことではありましたっけか。

書いているうちに思い出しました。昨日ではなく先週の日曜日の夜、テレビでべんべんの岡崎くんが大泉洋のボイストレーナーとして紹介されましたね。彼の表に出ないお仕事は今も昔もこんなものではないはずですが。

それでは、生きて今年の誕生日をこえた今後の石村吹雪とならびに、しろくま図書委員会、それから、べんべんもそれぞれ、お好みの応じておたのしみに。しかし、いろいろ作ってきたものだなあ。


誕生日ウィーク、一週間分は、あらゆる更新を自動化してお休みいただいていました。がしかしなんと、この期間のはじめに風邪をひいたようで、ほぼ声が出ないまま過ぎ去りました。ちょうどよかったとも言えますが、火曜日予定のツイキャスに声が戻りますように。戻らなければ、さすがにお休みせざるを得ません。なんということでしょう。

2023年03月27 日 11時57分24秒

2023/03/18 17:00:00

十年が過ぎて、歳を重ねて。何をか失った。

毎月のライブを再開して十年。今振り返ると、十年前の三月、二月一月、すでに心と体の準備は進めていたとはいえ、ステージに立ってはいなかったのです。これが不思議に思えます。ずっと続けてきた延長のようにも見えます。でも、あの四月に感じたのは、たった四年のブランクでへたっぴになったギターや歌でした。それが、四年逃げた事実の結果の、現実でした。厳しいな。という感想。僕の体感では、取り戻すのに二年。でも、そこから八年。どうにもならなかった昔の演奏を思えば、生きてきてよかったと言えるレベルになりました。

でも、つくづく僕は恵まれています。毎度いつだって足を運んでくださる方々がいるから、次もっとちゃんと出来るようになろうって思い続けられました。そういう存在なしに、続けることはまさに苦行です。その積み重ねが出来たのは、足を運んで笑ってくださった皆さんのおかげです。だから決して足を向けて眠っていません。

その積み重ねの十年の間に作ったうたが数えてみたら百五十を超えていました。この十年の歌にしぼったのが、昨夜のフィールドのライブ。もうちょっと期間を拡げて振り返ったのが先々週の赤羽クロミツファクトリでのライブでした。セットリストを見ると、確かに、存在感のある歌が並んでいます。十年、二十年単位の、ベストのような選曲になりました。来てくれると連絡をくれたから来るはずだった古い友達にお見せするにはちょうどよかったのにな、というような思いはありますが、そんなものばかり重ねてきたし、これからも重ねていくのでしょう。

しかし、池袋フィールドにも好き放題やらせていただいて、感謝あるばかりです。30曲付き合うなんて客観的には、大変な労力です。山石さんにもピアノコーラスをやっていただけました。誕生日は来週ですから、今年もまた素敵なお祝いをいただけました。ところで例のタイトル曲、君の知らないうた、がセットリストからこぼれました。それは2000年以前に作ったものだったからという理由です。結構徹底的ですね。

どうあれべんべんのお話はできましたが、しろくま図書委員会の名を口に出さずじまいだったことだけは、悔やまれました。そんなもんです。べんべん?何それ。とは、あの頃だって、今だって言われるわけですが、べんべんライブから二十年経っても楽しい思い出とともに記憶に残してくださっている方が現実にいらっしゃるわけです。僕という存在が結果的に許されたのと同様に、べんべんも許されたと、自分の中に納めています。素敵な春ね。

こうして書いていると、自分てのは一体、なんなんだろうと思います。特別求められたわけではない歌づくりに殉じた生涯でありました。こんな感じかしら。そして幸いなことに何を失うこともなく、今日もまた明日もまた、取り憑かれたままにうたを作り続けるのでしょう。

2023年03月18 日 17時00分00秒

2023/03/18 15:00:00

告知をこの形で行うことになるとは、自分でも考えたことはありませんでしたが、

四月八日に、ライブをやります。

四月八日といえば、かつては、釈迦の誕生日ワンマンライブがあって、そのお手伝いピアノを弾いたりしていました。さらに池袋フィールドの山石敬之さんの誕生日ライブが必ずあって、実は去年などはそこに居合わせていました。たまたま僕の敬愛する、ともに大事な人たちです。

しばらく彼らと付かず離れずお付き合いしていくのも、いい人生かもなと思った時期がありました。でも、僕は僕でまだまだ歌も作れるのだしやっとそれなりに歌えるようになったのだし、彼らと足並みを揃える必要はない。僕は僕で立てばいい。

だから、さほどの気合は入っていないものの、新しいことをやるならば2022年の段階でこの日にしようと決めていました。四月八日。土曜日の夜です。

しろくま図書委員会。第一回目の、春です。久しぶりにコタンで歌ってみようと思います。そのための準備を初冬からしてきました。配信もあるそうですので、地方の方もご覧いただけるかと思います。


これ以上の詳細は、これを書いている二月二十八日朝の時点では未定です。三月のワンマンライブの翌日の午後に、このような形でお知らせをする予定です。

さあ、予定通りにコトは運ぶのでしょうか。実はまだまだ他に不確定要素もあり、少し忙しい春です。

さあ、どうなっていることやら。前後でいろんな訂正記事が投稿されるのも、面白いですね。とりあえず今日はまだ、二月末日なのです。

2023年03月18 日 15時00分00秒

2023/03/14 13:07:04

よーし、ついにかけたぞ。

顔はわかった。名前もなんとなく。だけど、クラスは分からなかったけど、ついに、クラスがわかった。

という歌が、かけました。

予定を変更して、今月の新曲のひとつにしようと思います。

やっと、分かったんだよ。図書委員のあのこのクラスが。

まあ、誰もが予想する通りだと思うけども。

2023年03月14 日 13時07分04秒

2023/03/05 17:31:16

クロミツファクトリー、ありがとう。

三月は僕の誕生日があるということで、ライブを企画してくださいました。そう、あのお店は常連のお客さん方の誕生日祝いを毎月やっているのですね。今回はその一環とも言えるわけです。しかし、三月生まれは僕しかいなかったらしく、結果僕のために集まってくれてありがとう、という状態になってしまいました。恐縮至極。

今回の準備は、予約のはいっていた旧友も来られなくなって消沈気味でしたが、ただし例えば、卒業以来ぼくの歌など聴いたことのない旧友にきかせるつもりでやれば、いつもと切り口は変わってもそれなりの選曲になることだろうと、信じて作っていました。ので、近ごろ見かけない曲も取り混ざったことと思います。

また、お店の一見さんがみえて、ちょうど歌う僕の脇の席で食事をして帰られる、というなかなかないシーンもありました。タイミングとして図書委員とぼくの曲から入られたところも可笑しかったし、しじみいつまでも、では、まさに僕がそのモデルにした商品名を口にしていたり、フライヤーを見ては、フィールドでてるんだ、とおっしゃってる声がきこえてきたり。なにものだったんでしょう。

クロミツ楽団の皆さんはお忙しく、ほぼ合わせて準備ができないままでしたが、最後には揃って演奏してくださいました。お店からも、常連さんからも誕生日祝いをいただき、嬉しい夜は更けていきました。

遠方からお集まりいただいた皆さん、どうもありがとうございました。再来週は、この十年を凝縮した選曲で、お待ちしたいと思います。

2023年03月05 日 17時31分16秒

2023/03/01 00:00:01

三月一日になりました。

月を越えた瞬間に、何かの不具合を訴えるこの日記を保守するために、月初の時間に自動更新するテキストを、月末に作っています。

この二月が比較的あっという間に感じられたのは、歳のせいでしょうか。いや、肯定的であろうと、歳のせい、と言ったり書いたりするのはやめようと思う主義ですので、否定しましょう。そうです。やるべきことをどんどんこなしているうちに時が過ぎてしまったのです。やるべきこととは、後のためになることもあれば、それが分かりにくいことをも含みます。

いずれにせよ、とにかくもうすぐ三月になります。三月は誕生日のある月です。バウムクーヘンが好きです、とか、以前は呟いていたものですが、すっかり僕も日頃食べる量が減りましたから、物乞いのようなことは言いません。今どきのインスタント味噌汁は美味しいです。べんべんの頃は、カレーは三杯食べなきゃ大きな大人にはなれないんだぞと歌っていましたが、今度試してみようかしら。

べんべんといえば、そうですよ。最後のライブ、我が家のキューちゃんから、三月がちょうど二十年になります。一月に岡崎くんからもらったメールで気がついたほど、忘れていたのですが。そりゃ二十年ですもの忘れても仕方ないですよね。僕の頭はそれよりも、毎月のライブを再開したのが二千十三年の四月だったから、ちょうど丸々十年すなわち、百二十ヶ月めだ、という節目のことでした。

これらを踏まえたライブを二つ、三月は行います。フィールドのワンマンでは、山石さんに久しぶりにピアノを弾いていただくことを、お願いしています。クロミツファクトリーでは、初めて聴く方を念頭に前提に、選曲においてベストをやり尽くしましょう。それは案外、必要なことでしょう。新しいものばかりに頭は囚われがちで、それは僕の悪い癖と言ってもいいかもしれません。

春以後のライブの予定は去年に比べて非常にゆるめです。第三金曜日が主体です。なので、あまり、ああ、今のうちに予定を組まなくちゃと、追われるような気分にはなっていません。四月一日に、僕はどんなことを書いているでしょう。それが楽しみになるように、相変わらず僕の毎日は、ライブの予定を踏まえたことで頭いっぱい、な人生のようです。それは、悪いことではなくむしろ、いいことでしょう。

2023年03月01 日 00時00分01秒

ご挨拶

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